おまけ〜どきどきの新婚初夜〜
「な、なんでダブルなんか」
「あたりまえだろ。俺たちケッコンしたんだから」
さっそく鍵をかける啓介の背中を見ながら、拓海は逃げ出したい気分になりました。
確かに啓介の告白は心を動かされたし、ちょっと好きかもくらいは思いました。
ですが、まさかキスを受け入れた瞬間に「ケッコン」が成立し、日も暮れる前から
宿屋のスイートルームにチェックインすることになるとは夢にも思いませんでした。
「あの、はやく兄さん達に追いつかないと」
なんとか頭をめぐらせて、このめまぐるしすぎる展開をくいとめようとする拓海に、
啓介は大またで近づくと、逞しい二の腕で抱き込みました。
「んなの俺たちならいつでも追いつけんだろ。それよりここでゆっくりして楽しもうぜ」
「楽しむって何・・・んんっ」
貪るようなキスに、拓海はあっという間に意識をさらわれました。
我が物顔に侵入する舌を受け入れ、差し出した舌を絡めとられて陶然とします。
濃厚なキスにうっとりとなっている間に啓介の手は拓海の衣服を剥ぎ取り、
力の抜けた身体を横たえて、胸やわき腹を撫で回しました。
「初めてなんだろ?・・・俺にまかせな」
「ぁ・・・あ・・・っ」
広い指の腹で両の乳首を押しつぶすように擦られて、拓海はびくびくと身体を震わせます。
若木のようにしなやかな身体とみずみずしい反応に、啓介の雄はますます興奮します。
手のひらと指先で堪能したところを唇と舌でも隈なく味わいながら、大きな手は拓海の
下腹へと伸ばされました。
「ぁん・・・やぁ・・・!」
「かわいいぜ、拓海・・・」
啓介の愛撫ですでに勃ちあがっていた拓海の分身は、手の中でびくびくと震えながら成長し、
先端から透明な先走りの液をとめどなく滴らせました。扱き上げるとますます固くなり、
啓介の 手と自身を濡らしていやらしい音を立てます。その音と手の動きに、
拓海は切ない喘ぎ声をあげつづけ、ついに達してしまいました。
拓海の息が整う間もなく、啓介は拓海の両脚を持ち上げて広げ、最奥に息づく秘所に
舌を這わせました。
「や・・・」
「嫌じゃないだろ・・・?」
明かりのついた部屋の中で恥ずかしい格好をとらされたばかりか、
自分でも触れることのない箇所をぴちゃぴちゃと舐められて、拓海は消え入りたい気持ちに
かられました。それでも熱い舌で固い蕾はほぐされて、中まで侵入を許すようになりました。
内部を舌で探られる感触に拓海がうっとりとしている間に、最初の指が入れられました。
最初は異物感に眉をひそめていた拓海でしたが、指がある箇所を突いた瞬間、びくんと
身体を震わせました。
「ぁあん!」
「ここか?」
「ぁん、ぁあん・・・!」
啓介がそこをぐりぐりと押すたびに、拓海は淫らに悶えました。中を探る指は徐々に増え、
三本の指でも難なく入るくらいにほぐれた時、啓介はようやく指を引き抜きました。
「息を吐いて。力抜いてろよ・・・」
「!アア――ッ」
指とは比べ物にならない大きさのモノが押し入ってきて、拓海は硬直しました。
ぼろぼろ涙を流して懇願する拓海を啓介はなだめ、息を吐くように説得しながらも
ようやくすべてを中におさめました。しばらくそのままで、拓海に優しいキスをくりかえし、
やがて拓海が苦痛を忘れてキスに夢中になるのをみはからって、啓介はゆっくりと
動き始めました。
「あ・・・あん・・・あんっ・・・」
先ほどまで凶器に思えていたイチモツも、慣れてしまえば拓海をたちまち快楽の虜にします。
肉棒の熱が内部の熱と溶け合う頃、拓海の腰もねだるように動き出しました。
「あん!あん!あん!あん!」
「きもちいいか?拓海・・・」
「あんっ・・・いい・・・イイ・・・もっとぉ・・・!」
拓海のえっちなおねだりに、中にいる啓介の雄はますます大きくなりました。
「ああんっ・・・啓介さ・・・」
「拓海・・・!」
啓介はそれから5000回ほど拓海をつくと、拓海の中に欲望を吐き出しました。
しかしそれでも啓介は萎えません。
2人の初夜はこのまま3日3晩続きました。
本編につづく
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