果てない夜に……

ばーい 流さま



眠れない夜が続いている。
どうして、いまここに……腕の中に貴方がいないのか……。
貴方を抱きしめたい。温もりを、感じて眠りたい。貴方の声が……聞きたい。
肌の匂いが恋しい。黒曜石の瞳に見つめられたい、見つめたい。
どうしてここに貴方がいないんだ。

…なおえ………

情欲に濡れた貴方の声が聞こえる。もう何度も何度も繰り返しやってくる、俺の中を掻き乱す
堕天使の囁き。あえかな吐息をはらませて俺の名を呼び、誘う声。
しなやかな腕が首に絡み付く。俺の重さを感じて抱かれるのが、あの人は好きだから。
体重をかけさせるように、導かれる。
上に覆い被さると、自ら誘い込むように太股が立てられた。触ってくれ…と腰が揺らめく。
うっすらと頬を染めて恥じらいを見せながら、それ以上の妖艶さを纏った瞳。
薄く開かれた唇から、白い歯が見えた。そして、紅く熟れた舌も。早く……と催促するように
キスをされる。舌が差し入れられ歯列の裏を舐め取られる。歯がぶつかるくらいの激しさで
求めてくる。なかなかやってこない愛撫に痺れを切らせたのか、直江の腹に高耶は
自らのモノを擦り付け快楽を少しでも引き出そうとする。

淫乱に。貪婪に。

娼婦のように。処女のように。

あなたの全てが、この男を欲情させる。 まるで初めて犯されるような顔で。恥じらいながらも
自ら男の上で腰を振る。たまらなくイイ、そんな顔すら覗かせながら。

 

もう………どのくらい、あの躯を抱いていないだろう………?

 

「高耶………さん」

うっすらと、あなたが笑う。瞳を細めて、艶やかな唇の端だけで笑みを作る。
早く、ココに触れてくれ。もう……我慢できない。
瞳で、指で、髪で、香りで。
男を惑わせる、堕天使の貴方。
愚かな男は、夜毎貴方の幻影を、犯す。

 

今夜は、オレがしてやるよ

 

すでに勃ちあがり始めている男のモノをためらいもなくしゃぶりつく、紅い舌。
そうやって自分に奉仕する高耶の姿を想像しながら、スラックスの前をくつろげる。
容量を増している自分のモノを取り出し、荒く扱きはじめる。
「っ……は……ぅう……」
バラバラに指を蠢かせ、指の腹で擦ってやる。……いつも高耶にするのと、同じ手順。
気紛れに先端に爪を立てる。そうすると弾かれたように嬌声があがる。

 

もっと…ぉっ!なおえ、もっとしてくれよ………っ

 

与えられる快楽に、恥じらいとか理性とか、そんなものは消し飛んでしまうのか。高耶も
直江の分身に指を絡ませ扱いてくる。
……今、自分を嬲っているのは、自身のものなのか………高耶の指なのか………。
そんなこと、とうに忘れた。 ただ、今は、躯の奥で高耶を求めて暴れ狂う熱を、解放させてやるだけ

 

早く……貴方のアツイ躯を抱きしめたい。
俺を包み込む、熱い襞を、思いきり味わいたい。
どうしようもない淫乱なカラダを縛り付けて、後ろからぶち込みたい。
貴方のアソコは辛抱強くないから……どうやって独り寝しているんだろう。
会いたい。
抱きたい。

「……あぁ………く…ぅ」
袋を乱暴に擦る。皮を引っ張るように、撫で上げるように。

なおえぇ………も、欲しい…っ

後ろの蕾がひくひく震えている。アツクて太い自分を満たしてくれるオトコが欲しい。
そう言って泣いている。
「いま……あげますよ」
一際強く上下に扱く。ぐちゅぐちゅ、と濡れたモノから卑猥な音が聞こえている。
そろそろ、貴方の中に白いのを吐き出したい。
「……くぅ…っ、高耶さん…っ!」
一瞬、頭の中が白く弾け飛ぶ。
手にはべっとりと精液。
肩で荒く呼吸をしながら、力尽きたようにベッドに倒れ込む。
「……………高耶……」
貴方の中に入りたい。性欲解消のためだけなら、1人でこんなことをする必要は、ない。
だが今さら、女を抱く気にもなれない。欲しいのは、精液をぶち込むだけの器じゃ、ないから。
「高耶さん」
貴方を抱きたい。貴方の中で包まれたい。
もう、貴方にしか、この躯は感じない。-------勃たない。

でも。
貴方の傍らを獲得するまでは------

 

直江……もっと………

 

悪魔のような囁きが、耳をくすぐる。
繋がったままで高耶が腰を振り始める。
すぐに、二人とも息が荒くなる。

 

 

それには果てがなく………

 


Pacific Oceanの流さまからいただきました♪


*流さまコメント*
直江………ソロライブ、でした…………ι でも、何か違うような? とりあえず、難しかった!!
恭子さんにあげます!持って帰ってね!(嬌声…もとい。強制/笑)

*恭子コメント*
確かにうけとりましたぁぁ!!流さまありがとうぅ〜〜(>_<)
マス直江なのになぜかかっこいい!!高耶さんを想って乱れている直江っていいよね!
そしてその名作をよけーな背景でぶちこわすわたくしvvvす・・・すみませ・・・っ;;

感想はBBSか流さまへ〜♪

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