淫夜
いらすと 流さま
暗闇の向こうに河の流れの音を聞きながら、高耶はうすく目を開けた。
毎日の戦闘で疲れきっている。鉛のように重い身体は眠りを要求しているはずなのに、
眠ることができない。
身体が疼いて、眠れない…
−−高耶さん…
甘く掠れた男の声が、耳元で高耶に囁きかける。
幻の男の誘惑の声に、高耶は血がざわめき出すのをこらえて抵抗する。
(のしあがってこいと…言ったはずだ。一兵卒の今のおまえにオレに触れる資格なんかない)
オレが欲しければ、その権利を全力で勝ち取れ。オレが今いるところまで、脇目もふらずに
駆け上がってこい。
だが、不埒な男は高耶の状態を見抜いている。
−−そんなこと言って…あなたは我慢できるんですか…?
耳に熱い息を吹き掛けられて、高耶は身を竦ませる。
−−あれだけ俺に慣らされたあなたが、俺なしで何日もつか…
現に、ココをこうされただけで、すぐに熱くなるくせに…。
「…アッ…」
はだけたシャツの裾から手を這わせ、高耶は小さく声をあげる。
男の軌跡を辿る指は、既に熟れている乳首に到達し、円を描くように愛撫する。
反対側の手もまた忍び込んで、脇腹を撫で上げた。
−−ココもあなたのイイところでしたね…強く吸われると…たまらないでしょう?
「やっ…なおえ…っ」
男に教え込まれたそこを強くつねって高耶は身を捩った。
−−嫌…じゃないでしょう…?あなたの言葉はいつでもアンビバレントだ。
のしあがってこいと言い放つその言葉の裏で、俺に犯されるのをいつでも待っている。
ただの一兵卒に抱かれるのは、快感でしょう…?
「そんなこと…ッ」
−−嘘。もうこんなに感じているクセに。ちょっといじっただけで、もうこんなだ…。
硬く勃ちあがったソレを掴むと、高耶は痛みに似た快感に背をしならせる。
掌にどくどくと脈打つ熱い鼓動を感じる。あなたの生命の音だと、大きな掌で包み込みながら、
あの男は恍惚とそう言った。生命を包み込んだ男の手は、そのまま無造作に扱き出す。
「…ハ…ッ…アッ…ァ…」
鈍い快感がゆっくりと背筋を駆けのぼる。 だがこれだけでは満足できない。
これだけじゃイケない。
掌を先走りの液で濡らしながら、反対側の指を口腔に持っていく。入れられているのは
あの男の指だ。ちゅくちゅくと音をたてながら舌を絡ませているうちに、高耶の瞳も
快感に潤んでいく。 ひとしきり濡らすと、半分足に絡まっていたズボンと下着を抜き取り、
足を大きく開いて腰を浮かせた。
無防備にさらされた奥まった場所が、夜のヒヤリとした空気にさらされてきゅっと縮こまる。
直江と二人でいるときでさえ、自分からはめったにとることのない姿勢に羞恥で死にそうに
なりながら、唾液で濡らした指を後庭に這わせる。そこは散らされることを期待して
ひくひくと蠢いた。
「ァン…」
侵入する指の感触に、高耶はちいさく声を上げる。
中で指を折り曲げながら、熱い内部を掻き回す。すぐに1本では物足りなくなり、
指を増やした。 3本の指が収縮する内壁でばらばらに蠢く。抜き差しする入口は
すっかり濡れていやらしい音をたてている。腰は指の動きに合わせて淫らにゆれていた。
後ろと前から同時に攻められて、高耶の顎が上がった。
−−こんなんじゃ…足りないでしょう…?何が欲しいのか言ってごらんなさい。
男が言わせようとしている言葉を知って、高耶の頬が朱に染まる。
−−言わなければずっとこのままですよ。それでもいいの…?
「…ァ…」
指では与えられない熱い塊を欲して、高耶はとうとうそれを口にする。
「くれよっ…おまえの×××ッ…!」
だが−−そこまでだ。
今は得ることのできない男の質量を想って射精する。
吐き出された精液と共に、高耶の心も冷えていく。
直江と再会する前の、あの昏い絶望は今はない。
それでも、あの頃よりもさらにあの男をやめられない自分がここにいる。
今あの男を取り上げられたら、自分はきっと−−
(気が狂う)
自分からつき離した男が今ここにいないことに、高耶は痛みをこらえるように目を閉じる。
直江−−はやくここまで来い。
他の誰をも蹴散らして、オレの傍らを奪い取れ。
その時こそ−−オレの全てをおまえにやるから…
高耶さんソロライブでちた。
う〜ん一番すごいソロライブは原作でヤッてますからね〜v
でもとりあえず流さまの直江編とおそろということで設定時期も
あわせてみました。離れたところでお互いが同時にマスかいてるってのも
なんだかね・・・(^_^;)
Pacific Oceanさまの流さまに官能イラストをつけていただきました!
これでソロライブ第1弾完成〜♪
って第2弾もあるのか!?ふふふ。
散らかった部屋出ひとり、大胆なポーズで励む高耶さん(^^)
流さまありがとおぉ〜〜!