二人の吐息と濡れた肉が擦れ合う音が静かな夜の境内に響いた。
高耶は乱暴に求められることを望んだ。優しくすると咥えこんだ楔をきつく締め付けて抗議した。
この夜の高耶にタブーはなかった。直江が達するとまだ足りないとばかりに口腔に咥えこみ、
みるみる力をとりもどしたそれを自ら跨って後庭に受け入れる。
「ア・・・は・・・ァ」
ずぶずぶと押し入ってくる肉棒の硬さと大きさに、高耶は恍惚と目を潤ませる。
両足を大きく広げて後ろに両手をつき、腰を落として奥まで受け入れると、激しく腰を動かし始めた。
口をいっぱいにひろげて男のペニスを出し入れさせているその部分も、後ろの刺激だけで反り返り、
涙を流している分身も余すところなく直江の目にさらされていた。
直江の注視にも感じているのか、高耶自身は先走りにまみれ、秘部はびくびくと伸縮している。
直江は高耶の腰を両手で掴むと、力強く腰を突き上げはじめた。
「アンッ!アンッ・・・アッ・・・アッ・・・」
しなやかに背を反らせて高耶はあられもない声をあげ続ける。
直江は中に入れたままぐるりと身体を回すと膝立ちになり、片足を肩に担ぎあげると正面から
高耶を抉った。
角度を変えて攻め立てられ、高耶はいっそう悶える。
「ァ・・・イイ・・・イイッ・・・なおえ・・・ッ」
「高耶さん・・・ッ」
求めても求めてもまだ足りない気がして、しまいには気のふれたような体位で身も蓋もなく求めあった
。いつもなら恥ずかしがってしたがらない体位を、高耶は自ら口にしてねだった。
初めて関係を持つまでの時間に比べれば、触れなかったのはそれほど長い間ではない。
だが際限なく求め狂う高耶に自らもまた溺れながら、直江は自分たちの欲望の深さを改めて知った。
「あ・・・なおえ――ッ」
最奥を突かれて高耶が達する。
高耶の腰から下はどちらのものともつかない精液にまみれている。
直江の方も同様の状態だった。
だが息も整わないうちから高耶はそれこそ憑かれたように腰を動かし始める。
痴態の限りをつくした交合は、高耶が気を失うまで続いた。
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え?えろが少ない?(^^;)ううむ。