緋襦袢で四十八手


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. 宝船(たからぶね)




「痛えっ!」

「あ、わり…」

鴆の悲鳴を聞いて、リクオは足を支えていた手を離した。

仰向けに横たわった鴆の腹に横向きにまたがったリクオは、

言われたとおりに鴆の片脚を垂直に抱え上げようとしたのだが、

あいにく彼の身体はリクオのそれよりもはるかに硬いらしい。

悲鳴を上げた脚は、膝から足にかけて、情けなく折れ曲がった。

「ったく、こんな硬え身体でよくオレにあれこれできるな。おめーがオレの立場だったら絶対泣いてるぜ」

己の分身を、抱えた太腿に擦り付けるように腰を動かしながら、リクオは文句を言った。

深く身体を沈める度に、より奥に楔が入ってくる。

鴆の身体に乗り上げた脚は赤い襦袢の裾がめくれ、脚がはしたなく露わになっていたが、

感じている顔を正面から見られずに済むのは何よりだった。

鴆の太腿を抱えたまま、黙々と腰を動かしていると、

「逆の立場になりたいか?」

ぽつりとつぶやかれた言葉に、リクオは動きを止めた。

両手で脚を抱いたまま、鴆を振り返る。

すると、思いの他真摯な緑の目とぶつかった。

「あんたがそうしたいってんなら、オレは」

「…別にいい」

言いかけた鴆の言葉を遮って、リクオはふいと顔を背けると、抱えた膝に口づけた。

時折戸惑うことはあるけれど、鴆に愛されていると感じるのは好きだ。

リクオは腕の中の腿を抱きしめながら、内部で楔を扱くように腰を動かし始めた。




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こんな描写でどんな格好かわかりますかね?;;
リクオが望むことならなんだってするぜ!な鴆さんが好きなのです。



裏越前屋