今夜は一体何をされるのかと身構えるリクオの緊張をほぐすように、

十分に時間をかけて愛撫を施し、入り口も丁寧にほぐした後、

鴆は起き上がると、白い足袋をはいたままのリクオの片足を掴んで持ち上げた。

赤い襦袢がめくれて、内側から光り輝くような脚が露わになる。

「鴆っ…」

自分の格好をみっともないと思うのか、あるいははしたないと思うのか、リクオが焦った声を上げる。

鴆は構わず、リクオが肩を軸に逆立ちするくらいに上体を上げさせると、

持ち上げていない方の脚を挟んで、露わになったぬかるみに、肉棒を真上から挿入した。

「あっ…ああぁっ！」

苦しい体勢での深い挿入に、リクオが切なげな悲鳴を上げる。

鴆は白い脚に唇を押し当てると、杭を打ち込むように腰を動かし始めた。

「あっ、あんっ、ああっ！」

楔を打ち込む度に真下のリクオの唇から悲鳴が漏れる。

苦しそうだが、頬は上気し、瞳は快楽に潤んでいるのを見てほっとした。

こんな気のふれたような体勢で、自分に貫かれて乱れているリクオの艶姿に、

中をかき回している鴆の欲望は自然と脈打ち、大きさを増す。

「あっ…鴆…大き…」

それを直に感じ取ったリクオが、恥ずかしそうに目をつぶって喘いだ。

大胆に脚を開きながら見せる可憐な表情に、鴆はたまらず欲望を突き立てる動きを速めた。

「あっ、あんっ、いいっ…」

何度も深く杭を打ち込まれながら、リクオは涙をこぼしながら訴える。

その姿に、狂おしいくらい愛しい気持ちでいっぱいになって、

鴆は一層深く欲望を突き立て、己の精をリクオの奥に注ぎ込んだ。