「嫌だ…こんなのっ…」

「何でだよ。いつもやってることだろ？」

身をよじって抵抗するリクオの脚を押さえつけ、鴆は赤い襦袢を纏った腰の下に折り曲げた座布団を敷いた。

腰の位置は高くなり、帯のところまで裾をめくりあげられてむき出しになった脚を、

というよりは脚のつけ根の奥まった部分を、鴆の眼前にさらすことになった。

下帯を取り去られたそこは、まだ今夜は触れられていない。

つつましやかな入り口は、外気にさらされた上に鴆の視線を受けて、羞恥できゅっと縮こまった。

鴆は暴れる脚を抑えて左右に開かせると、奥まった部分にそっと舌を這わせる。

「あ、んっ…」

掌の下で、抑えた脚がびくりと震えた。

ぴちゃぴちゃと音を立てて入り口を舐めると、リクオは甘い声を上げながらも、鴆の舌から逃れようと身をよじる。

「駄目だって…そんなとこ…汚ねえっ…」

だが、鴆はそれを許さず、顔を埋めて一層奥へと舌を伸ばす。

「あんたに汚ねえところなんかねえよ」

馬鹿、と暴れる脚を抑え、めったに許されない内壁の味と感触を舌先で存分に味わう。

「あんたの中を、この舌で感じてえんだ」

水音をたてて唾液を注ぎ込むように抜き差しし、時折入り口を思い切り吸い込むと、リクオは内腿を震わせて嬌声を上げた。

もうやめてくれと懇願するのを無視して心ゆくまで内部の味を愉しむと、鴆はようやく顔を上げ、

薬液に濡れた指を舌の代わりに差し入れた。

リクオは涙に濡れた顔で鴆を見上げている。

その無垢な顔と、熟れた内部の熱の落差が鴆をひどく凶暴な気分にさせて、奥を探る指の動きが知らず激しくなった。

「あっ、あんっ、ああっ…」

三本の指でリクオのイイ部分を何度も強く擦ると、リクオは赤い襦袢の裾を乱して悶え、

屹立した先端から白濁した液を吹きあげた。